サメ映画感想

長文と追記の表示テストを兼ねて昔書いたクソサメ映画の感想を流します
ウォッチパーティで友人と一緒に見てたんですが最後のほうもう揃って宇宙猫になってた
実はこれを見る前日に2人であの悪名高い実写版デビルマンを見ていたので耐性には自信があったんですが、我々の想像を超えるクソっぷりに衝撃を受けて多分1週間くらいずっとこの映画のこと考えてたから考察には自信があります

私 「デビルマンっておもろかったんやなあ」
友人 「ちゃんと起承転結があって偉い」

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SHARK EXORCIST (邦題:デビル・シャーク)

~あらすじ~

邪教に魅入られた修道女が悪魔を召喚!ホオジロザメに取り付いた!
やがてデビルシャークは平和な町を恐怖に陥れ、エクソシストが立ち上がる——!

※このあらすじも半分くらい詐欺です

まずわかりやすいビジュアルからのクソっぷりとしてこの映画直接サメが人を襲うシーンがほぼない
サメのCGは基本左向きに泳ぐサメ、右向きサメ、正面サメ、後ろ向きサメの4種類でこのCGとひとりで溺れて勝手にキャーキャー言ってる人間のシーンを交互に映すだけな上にCGほんっとに雑
正直こないだやったバイオ6のゾンビ鮫のCGのほうが出来良かった
最終決戦(???)時にだけちょっと気合入れたのか月をバックに口を開けてこちらに飛び掛かってくるサメが挿入されるがすぐひとりで大騒ぎする人間の映像に切り替わるので駄目だった
唯一途中で一瞬だけサメが人間を食う瞬間の画像がパッと出てくるんだけど、違和感凄かったから調べたらあれ別のサメ映画のワンシーン持ってきてたらしいです
な、なんで…???

ストーリーもとにかく始終の意味が分からん
シーンの区切り方が意味不明でもう時系列から謎
そのくせどう考えても意味のないシーンが多い
このシーンまるまるカットしても問題なくない?ってところ削ったら15分くらいで映画終わりそう
なんかもうストーリーについては考えても意味なんかなさそうだけど一応真面目に考えました

■そもそも修道女はなんで人間に絶望してたの?
この映画、開幕から謎の修道女が「人間はクソだ!!!」みたいなことを叫んで海に生贄を蹴り落とすシーンから始まる
悪魔に生贄を捧げる前に既に13人の子どもを惨殺してたらしく、冒頭蹴り落とされた生贄はその復讐として修道女に襲い掛かって返り討ちにされた女らしい
意味深な設定だけどこのへんの理由や詳細は最後までまっっったく語られないまま終わる
多分重い理由もなく修道女はただの頭おかしい女だったんだと思う
更にこちらの時系列認識を混乱させるのが「(サメの襲撃が始まったのは彼女が生贄を捧げてから)1年後…」というテロップ
えっ何…サメ1年何してたん?
ちなみにこの修道女は作中メインとなる時期(サメ襲撃時期)には一切出てくる描写がなく、最終決戦(笑)後のラストシーンで突然また現れたと思ったら海から帰ってきた↑の生贄女に復讐されて自分もサメに食われた 駄目だ意味わからん

■無駄に多い登場人物
まずメインになるのが最初にサメに襲われた女3人組です
噛まれて悪魔に取り付かれたサメに取り付かれた女A、を案じるおそらく主人公格のB、Aの彼ぴっぴと浮気をしている嫌な女枠のC
Cは置いといて基本ストーリーはAとB中心で進むんだけど他の人物描写もあまりに意味不明かつクドい
逆ナンに引っ掛かかって死ぬキモ男、サメを愛する頭のおかしいサメ狂女、モブ女の死体に欲情してゲロをぶっかけるランニング男、パワハラ女子高生トリオ、無防備女と大胆な盗撮男、第二の情緒不安定ゲロ吐きサメ狂女etc
濃いな…(この映画は基本的に頭の軽い女とキモい男と頭のおかしい女しか出てきません)

■相対的にサメより怖い謎の儀式
中盤サメとは関係なくおそらく修道女の被害者の遺族?らしき頭のおかしい女たちが謎の儀式をするシーンが唐突に挟まれる
サメと犠牲者の描写があまりにお粗末なので正直こっちのほうがホラーでミリ怖かった
目から血を流し発狂しながらこの世を呪う儀式を行っているが案の定なにがどうなっているのか、どうしてこの女たちの描写を挟んだのかはわからないまま終わる
真剣に考察するとどうも交霊術っぽかったからここで悪魔を呼んだのでは…?
修道女が惨殺した子どもの数は13人… 生贄は序盤に死んだ女だけでなくこの子どもたちも含まれていたのでは?
真面目に考えたけど多分製作の人たちそこまで考えてないよ
サメは??

■ゴーストワッカーズ!
登場人物一覧の中でもひと際輝く突然現れた謎のチャネリング系配信者
わりと初期からめちゃくちゃ意味深に出てきて「現時点で3人死んでる」「湖の悪魔に話を聞く」など重要そうなことを言い出す
無駄にクネクネしながら(エロス担当のつもりだったんだろうか…)自分に悪魔を降ろし「全員食い殺してやる!」みたいなことを叫ぶが演技なのか実際に交霊に成功してたのかはわからんまま終わった
よく考えたら既にA←サメ←悪魔の2段構えで取り付いてるはずの悪魔がなんで更にこの女に取り付くのか、やっぱり時系列がおかしいのかこっちがサメ襲撃が始まるまでの1年間の間に起こってた出来事なのか
なんにせよこの女、ストーリー上で重要な役割があるわけでもなんでもなく自分をインチキ呼ばわりする記者の女にゲロぶっかけただけで終わったので多分意味はない
頭おかしい女多すぎんか?
描写を総合するとラストは多分この人も悪魔に取り付かれたんだと思う
サメは?????

■神父
おそらくタイトルのエクソシストはこの男のこと(だよな?今これ打ってて自信なくなってきた)
弟が湖で死んだとかなんとかで強キャラオーラを放ちながら調査を開始する…が!
なんとこの男!除霊経験がないのである!!!!!
調査する中でBに接触しAにサメ悪魔が取り付いていることを突き止め捕獲するも除霊が出来ず自分が取り付かれAのゲロまみれになるなど踏んだり蹴ったりの末に多分死んだ
しかも悪魔も若い女の身体が良かったのか速攻で捨てられ結局悪魔はBに取り付いて終了、悪夢は終わらない—というラスト
おそらく自分をエクソシストだと思い込んでる一般人

■ゲロ
ここまで読んでやたらゲロシーンが多いと思いませんでした?実際多いです
なんならサメのシーンよりゲロ吐くシーンのほうが遥かに演技も演出も力入ってる
なんで??????

■悪魔は複数いたのでは?
・サメ→A→神父→Bに取り付いた悪魔
・ゴーストワッカーズに取り付いた悪魔
最低でもこの2体は別物と考えないとおかしいんだよ
だから修道女が呼んだ悪魔と修道女の被害者遺族たちが召喚した悪魔はまた別物だったんではないだろうか…
それとも少なくとも13人以上殺してるわけだから、1人殺すごとに悪魔が召喚されていて既に13体以上の悪魔がいる????
いや真面目に考察したから笑わないでほしい

以上です
色々考えたけどなんもわかんなかったな
多分作った人たちも細かいこと考えてないと思うよ はい